文学研究院

文学研究院は、約90名の教員が所属する研究組織で、人文学、人間科学の2部門からなります。文学研究院に所属する研究者の研究領域は幅広く、多様であり、また諸学問の根幹をなすような、理念的・俯瞰的な思考を含んでいます。このため、SDGsに関わる根本的な課題とふれあう研究や教育は多面的に展開されています。
ジェンダー・セクシュアリティに関する研究(応用倫理・応用哲学研究教育センター)はまさにジェンダー平等と関わるものであり、種々の不平等に関する取り組みにもなっています。農村の地域づくりに関わる活動やコミュニティと自然資源に関する取り組み、また外来種に関わる研究と取り組み(いずれも地域科学研究室)は町づくりや陸・海の豊かさに関わり、帝国主義に関する研究や古文書保存に関する取り組み(いずれも日本史学研究室)は国や地域の不平等や平和、町づくりに深く関わるものとなります。北海道における海洋生産性に関する研究(考古学研究室)は、海の豊かさを守ることで飢餓や貧困をなくし、健康や福祉につながっています。また、アイヌ語や先住民言語のアーカイブ化(言語科学研究室)は、少数民族言語や危機言語の問題もカバーし、不平等の解消に関わっています。プラスチック資源循環・海洋ごみ問題・札幌市環境基本計画などは環境問題から種々の貢献に関わり、北海道行動インサイト・ハイパーデモクラシーなどの取り組み(以上、いずれも行動科学研究室)は、社会基盤や平和の実現などいくつもの課題に関わります。

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