土壌と水の持続的社会利用に関する国際共同プロジェクト(ABRESO) は、ベルモントフォーラムによる3年間(2021〜2023年)の国際共同研究であり、日本、米国、台湾、イタリア、フランスが参加しています。日本側研究チームの代表を北海道大学の柴田 英昭 教授(北方生物圏フィールド科学センター 統合研究領域)が担当しています。
景観および流域レベルでの土地利用変化や土地放棄に伴う土壌と水の質や機能の変化様式、その成因、社会的価値の変容を分析することにより、社会に対する土壌や水の持続性を明らかにし、ステークホルダーとの効果的な協働により土地利用保全・再生を考慮に入れた土地管理の意思決定への支援を目指します。
北方生物圏フィールド科学センターが中心となって進めている拠点流域や日本長期生態学研究ネットワーク(JaLTER)の研究サイトを活用して、生物地球化学や水文水質の観測研究、既存データベースの活用、地域のステークホルダーの意識調査などを実施します。