持続的な社会の実現には資源の効率的な配分と利用、また再生可能なエネルギーの生成が必要です。このためには情報技術の活用が必須となります。情報科学院では数理・データサイエンス・ＡＩの基礎と応用、それを実現するためのハードウェア技術、システム技術まで幅広い領域を学ぶことができます。

情報理工学コースでは膨大な知識や情報を理解する数理的手法と次世代情報技術を生み出す工学的手法を、情報エレクトロニクスコースでは情報処理の基盤である材料、デバイス、回路、システムアーキテクチャを、生体情報工学コースでは生命・人間・医療に関わるゲノムや細胞の情報技術とバイオナノ・再生医療工学を、メディアネットワークコースでは画像・映像・音響・音楽・自然言語といった情報メディアの理解と処理、高速で正確なコミュニケーションを可能にする通信技術を、そしてシステム情報科学コースではロボット・メカトロニクス、電気エネルギー、生産・制御、自然環境システムを学ぶ機会を提供しています。

本学院では所属したコースで専門的な知識と技術を深く学ぶとともにもう一つコースを選択して異分野を学ぶ「双峰型教育」を実施し、また企業や国内外の研究機関との連携により分野が融合した教育を行っています。これによって優れた実践力と研究開発力をもって国際的な活躍ができ、人々の暮らしをより豊かにする新しい知識・技術を生み出す人材を育成します。