電子科学研究所ってどんなところ?
「電子」について考えてみましょう。原子や分子などのミクロなものはもちろん、半導体や金属、繊維のような素材から、私たちの体を構成する細胞に至るすべての物質は「電子」によって構成されています。また、「電子」の動きは光によって制御することができます。様々な「電子」の動きを数理解析することで、光・物質・生命現象を調べることができます。電子科学研究所では、光科学・物質科学・生命科学・数理科学を融合した学際領域を開拓し、新しい電子科学の創成を目指して研究を行っています。
学生はいるの?
電子科学研究所では、理系学部・大学院から研究室に配属された多くの学生が、世界最先端の研究設備を使用して、卒論・修論・博論のための実験をしています。日本人の学生だけではなく、留学生が多く在籍していることも特徴です。その研究成果は世界に向けて発信されます。国際的な共同研究も活発に行っており、グローバルな人材育成に貢献しています。
SDGsへの取り組み
最近のプレスリリースから紹介しますと、脱炭素化に向けたプラズモンを利用した人工光合成の新たな手法の開発や毒性元素を使わない安心・安全な熱電変換材料の開発(目標7 [エネルギー]・目標13 [気候変動])、数理科学を駆使した新型コロナウイルス感染予測のためのモデリング手法と予測の評価法の開発(目標6 [水・衛生])などがあります。