人間活動の結果として生じる環境への反応性窒素(分子状窒素を除く窒素化合物の総称)の放出について、窒素フットプリントの指標を用いて定量化することで、消費者行動と環境課題(窒素化合物による環境汚染、富栄養化、地球温暖化、生物多様性劣化など)を結びつけ、食やエネルギーの持続的利用と環境保全の両立を目指す研究です。

 

北方生物圏フィールド科学センター・柴田 英昭教授は、これまでに、日本における消費者あたりの窒素フットプリントの現状を国内で初めて明らかにし、国際ワークショップの開催や、世界各国との比較、今後に向けた課題抽出を行い、国内外との共同研究を継続しています。

 

研究成果(発表論文)
Shibata, Hideaki, et al., Nitrogen footprints: Regional realities and options to reduce nitrogen loss to the environment.