本学アイヌ・先住民研究センターと弟子屈町は、相互の密接な連携と協力を行うことにより、アイヌ関連施設の活用や地域文化の伝承及び普及啓発、学術的な研究等の推進に寄与することを目的として、4月18日に連携協定を締結しました。

 

弟子屈町は阿寒摩周国立公園を擁し、屈斜路湖の南東湖畔には長い歴史を有する屈斜路コタンが位置しています。これまで本学アイヌ・先住民研究センターでは、地域に関する貴重な歴史のアーカイブ化事業などのアイヌ文化の記録保存の支援や、昨年開館四十周年を迎えた屈斜路コタンアイヌ民族資料館の改修事業などに携わってきましたが、今後様々な面でより一層強固な協力関係を構築し、さらなるアイヌ施策等の推進に関する取組みを進めていこうという認識に双方が至り、本協定を締結することとなりました。

連携の内容
  1.  アイヌ関連施設(弟子屈町屈斜路コタンアイヌ民族資料館等)、アイヌ関連資料(更科源蔵資料等)
    及び町内文化財(チャシ等)の活用に関すること
  2.  地域の文化伝承及び持続的発展に関すること
  3.  教育研究交流に関すること
  4.  人材育成に関すること
  5.  その他、二者が必要と認める事項

 

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左:加藤博文 教授(北海道大学アイヌ・先住民研究センター)、右:德永哲雄 町長(弟子屈町)