獣医学部では、最先端の獣医学臨床、人と動物の病気の共通性から医学・獣医学の連携により双方の健康の向上に繋げる「Zoobiquity(汎動物学)」、動物由来感染症、さらに環境汚染問題や生態の保全等に関して、高い専門性を持った研究教育を行っています。本学では、欧州の獣医学教育の国際認証(EAEVE)、また動物施設についてはAAALAC(The Association for Assessment and Accreditation of Laboratory Animal Care International)を取得し、国際水準の教育を行っています。
獣医学部では、「One Health」に基づく教育研究を行っています。「One World-One Health」とは、2004年に提唱されたマンハッタン原則のことで、人、動物、環境の健康は相互につながっており、これらを一つの健康としてとらえるコンセプトです。このOne Healthはサステイナブルなゴールを目指すSDGsと深く関連していており、多くのSDGsがこのOne Healthの概念を包含しています。
また、海外への学部学生の派遣も行っており、欧州(エジンバラ大学)、米国(コロラド州立大学)、タイ(カセサート大学、チュラロンコン大学)、ザンビア(ザンビア大学)において、日本だけでは学ぶことのできないグローバルな獣医学教育も実施しています。獣医学は、ヒトと動物、そして環境との橋渡しを行う、まさにバウンダリーな学問なのです。