工学部は、本学が掲げる4つの基本理念の下、21世紀の社会と環境に責任を持てる技術者および工学研究者の育成を目指すとともに、技術革新に果敢に挑戦し、新たな産業と文明を開く高度職業人の育成を教育目標としています。その背景にある理念は、工学を通じて人類の生活をより快適に、より豊かにすることによって社会に貢献することです。工学部の理念そのものにSDGsと共通の理念が含まれていることがわかります。
そんな工学部が現在提供している講義は、SDGsの17の開発目標の内の実に7つを網羅しています。SDGsの一つ「6. 安全な水とトイレを世界中に」を工学的見地から学ぶ「下水工学」と「環境システム工学」、「9. 産業と技術革新の基盤を作ろう」「11. 住み続けられるまちづくりを」、「13. 気候変動に具体的な対策を」の三つの目標に関連する内容を学ぶ「ブラドボク〜都市と社会基盤を考える〜」「建築と都市」、「地球に暮らす〜生活と土木・建築技術の関わり」等はそのほんの数例に過ぎません。工学部はこれらの教育を通してSDGsの達成に貢献できる技術者・工学研究者を育成しています。
工学部は、歴史的に北海道、日本そして世界に貢献するため、さまざまな分野で活躍するとともに、社会のニーズに応えた新たな研究分野を開拓する技術者・工学研究者を輩出してきました。これからも世界の持続的な発展を支える技術者・工学研究者を育成していきます。