情報科学研究院では情報技術によって人々の暮らしをより豊かにまた安全にするための研究を行っています。情報理工学、情報エレクトロニクス、生命人間情報科学、メディアネットワーク、システム情報科学の5つの部門をもち幅広い分野で研究を行っています。
その中核となるのは現実世界とサイバー空間をまたぐIoT(物のインターネット)、ビッグデータ解析、人工知能(AI)等の情報技術です。また、ビッグデータを高速かつ低消費電力で処理・流通させるためのデバイスやネットワーク・情報通信(ICT)技術、現実世界からデータを収集するセンサと、逆に現実世界に働きかけるアクチュエータやロボット等の電気電子技術の研究も進めています。さらに、これらの基盤技術のアプリケーションとして最も期待されている医療・健康、電力・エネルギー、電気自動車などの分野でも盛んに研究が行われています。
これらの技術は環境汚染の低減、レジリエントな社会インフラの実現、都市計画や管理に役立てることができます。省エネルギー化やクリーンエネルギーにも貢献します。診断・治療技術の自動化・高度化により医療アクセスを容易にし、健康を増進します。また、安全かつ高速な情報通信ネットワークは人々をつなぐことができ、経済発展にも欠かせないインフラとなります。
本研究院は企業や国内・国外の研究機関との連携による異分野研究を進めており、実社会の様々な課題に最適な解決策を提示しています。

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