本学農学部・農学院・農学研究院は、第64回時計台サロン「農学部に聞いてみよう」を8月23日に開催します。
本学農学部・農学院・農学研究院では、札幌市時計台(正式名:旧札幌農学校演武場)において、時計台サロンを開催しています。第64回のテーマは「火山泥流」です。火山活動に起因して発生する火山泥流は、火山を抱える地域にとっては大きな脅威の一つです。1926年に十勝岳の火山活動による急激な融雪により発生した火山泥流(大正泥流と呼ばれている)は、美瑛町、上富良野町を泥と流木の海と化して甚大な被害をもたらし、144名もの犠牲者を出しました。北海道は、十勝岳、樽前山や有珠山、駒ヶ岳等、全国的に見ても活発な火山が多く存在し、今後とも火山泥流による被害が懸念されております。効果的な減災のためには、自助・共助・公助の連携システムの構築と共に、一般人への啓蒙よる減災意識の向上がまず必要です。
本イベントでは、本学農学研究院 山田孝 教授が、火山泥流の発生実態や減災のための様々な対策を解説し、次いで、北海道空知総合復興局 南里智之 副局長が、1926年の十勝岳の大正泥流の実態と教訓とすべき点等について自身の大正泥流についての研究成果をもとに解説します。
申込方法など、詳しくはこちらをご覧ください。※本学農学研究院のウェブサイトに移動します。