北海道大学総合博物館は、2025年度第10回土曜市民セミナー 「キャッサバ栽培を通じて地球の炭素循環を考える」を1月10日に開催します。
第10回目は、北海道大学大学院農学研究院 信濃 卓郎 教授にご登壇いただきます。南米原産のキャッサバは熱帯地域を中心に、広く栽培されています。南米、アフリカでは食用が種であるが、東南アジアでは主にデンプン用として栽培がされており、換金植物として扱われています。栽培方法はモノカルチャーであり、化学肥料と灌漑に依存した集約的な農業となっています。そのため、土壌炭素の減耗が顕著であり、長期的な作物生産の維持は困難になりつつあります。日本はタイ、ベトナムから大量のキャッサバ澱粉を様々な用途で輸入しているが、同時に彼の地の土壌を利用していることと同じです。このベトナムでのキャッサバ栽培システムを見直し、環境保全型農業を実践することで土壌に再び炭素が蓄積可能な農業に取り組んでいる研究を紹介します。
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