北海道大学 大学院文学研究院 応用倫理・応用哲学研究教育センターは、ジェンダー・セクシュアリティに関する研究と教育を活動の柱の一つとしており、学内で複数の授業科目を開講しているほか、この分野の研究動向を発信し意見交換を行う場として公開シンポジウムやフォーラム等を毎年開催しています。これまで取り上げてきたテーマとしては、「ワーク・ライフ・バランス」「異性装とパロディ―自己と文化の多様性」「触発する映画―女性映画の批評力」「結婚という制度 その内と外―法学・社会学・哲学からのアプローチ」「同性パートナーシップ制度導入を考える」「シティズンシップと市民運動―LGBTをとりまく日本的事情」「教養とジェンダー」「「LGBT」はどうつながってきたのか?」「国際労働移動とジェンダー」などがあります。2020年は「占領と性」というテーマで、日本における占領体験と性の関係について多角的に考えることを目的とする公開シンポジウムを開催しました。