ポリ塩化ビフェニル、ダイオキシン類、有機フッ素系化合物、フタル酸エステル類などの様々な環境化学物質による汚染が地球規模で拡大しており、その影響を特に受けやすい集団(子ども、妊婦、高齢者、労働者など)への健康障害が懸念されています。環境健康科学研究教育センターは、2015年に「環境化学物質による健康障害の予防に関する世界保健機関(WHO)研究協力センター」に認証され、このような環境汚染による健康リスクを軽減させるためにWHOと協力して、①環境化学物質に関する知識の普及、②予防に取り組む専門家の育成、③国際共同研究ネットワークの強化などに積極的に取り組んでいます。
さらに、当センターは「持続可能な地球社会の実現目指すFuture Earth(FE)日本委員会」に北海道大学FEコンソーシアムの一員として参加しており、「環境と健康」分野の研究、イノベーション、そして国際社会との協働を通じて、持続可能な社会への転換を目指しています。