本学は、次世代の女性教員を顕彰する「国立大学法人北海道大学桂田芳枝賞*」 授与式を10月5日に挙行しました。
「国立大学法人北海道大学桂田芳枝賞」とは、学術上優れた研究を展開するとともに、次世代の管理職等として活躍することが期待される本学所属の女性教員を顕彰することで、当該女性教員自身及びこれに続く多くの女性教員の励みとし、上位職並びに管理職への女性登用の促進に繋げることを目的としています。
受賞者(五十音順)
- 小川 美香子(大学院薬学研究院・教授)
- 黒岩 麻里(大学院理学研究院・教授)
- 滝沢 侑子(低温科学研究所・准教授)
- 樋田 京子(大学院歯学研究院・教授)
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*国立大学法人北海道大学桂田芳枝賞
本賞は、本学理学部教授であった桂田芳枝氏(1911-1980)に因んでいます。桂田氏は、女性が大学において学び、研究することに多くの困難を伴った時代にあって、数学を学びたいという強い意思を持ち続け、1940 年に北海道帝国大学(北海道大学の前身)に入学しました。1967 年には、旧帝国大学では女性として初めて、講座担任の教授となりました。業績が評価され、1973 年には自然科学の分野で「北海道文化賞」を受賞しています。桂田氏は、女性研究者のパイオニアの一人として道を切り拓き、専門分野をリードする卓越した研究成果を上げ、教育活動などを通じ社会に大きく貢献しました。その功績を称えて、高い志をもって研究し社会発展に寄与する女性の次世代リーダーの育成を目指して、本学女性教員を対象とした「国立大学法人北海道大学桂田芳枝賞」を創設しました。