本学と AGC株式会社は、8月1 日に、企業活動が自然資本に与える影響の定量化手法開発を目的として、産業創出分野「AGC ネイチャー・ポジティブ評価研究分野」を工学研究院内に開設しました。

 

産業創出分野は、新産業の創出と事業化を目的として、本学が企業等と共同研究を実施する制度です。今回設立する「AGC ネイチャー・ポジティブ評価研究分野」では、AGC がこれまで蓄積してきた環境データを基に、これまで困難とされてきた企業活動・製品と自然とのかかわりの定量的評価を、TNFD*が提示する開示の枠組に沿って確立することを目的とします。また研究内容を積極的に公表することにより、透明性の高い評価手法を確立し、企業の情報開示を促すことで、ネイチャー・ポジティブの実現に貢献していきます。

 

詳しくはこちらをご覧ください。※本学基幹サイトに移動します。

 

*TNFD

自然関連財務情報開示タスクフォース。民間企業や金融機関が自然資本および生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価・開示するための枠組みを構築する国際的イニシアティブ。2023年 9 月に正式版が発行される予定。