*全国出生コホートコンソーシアム (Japan Birth Cohort Consortium (JBiCC))は、国内の出生コホートに参加した 28,219 名の妊婦の情報を用いて、妊娠中期以降も喫煙を続けると、非喫煙者と比べて妊娠高血圧症候群のリスクが約 1.2 倍高くなる可能性を示しました。
欧米を中心とした研究では、喫煙は妊娠高血圧症候群のリスクを下げることが繰り返し報告されており、なぜ日本人では喫煙の影響が異なるのか、遺伝的背景の違いなども含めて、今後メカニズム解明が期待されます。
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*全国出生コホートコンソーシアム (Japan Birth Cohort Consortium (JBiCC))
近年、先制医療の提唱とともに「ライフステージに応じた健康課題の克服」が政府の定める「医療分野研究開発推進計画」に明記され、国や地方自治体の重要施策として取り上げられるようになってきました。そこで、国内で実施されている出生コホートのデータの相互的・統合的な利活用を推進することを目的として、全国出生コホートコンソーシアム(JBiCC)が 2022 年 2 月に立ち上がりました。主に、参加コホートで評価指標に関する知見を共有すること、また重要な社会課題について参加コホートの統合メタ解析を実施し、オールジャパンの知見を発信することを目指して活動していす。
本学からは、この取り組みに「環境と子どもの健康に関する北海道スタディ」が参画しています。
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