本学とソニーグループ(株)は、北海道大学内に「ソーシャル・イノベーション部門 for プラネタリーバウンダリー」を開設しました。北海道大学の学術的知見とソニーグループの先端技術を生かし、農業・森林・海洋分野における社会や地球環境の課題解決に貢献する技術及びソリューションの開発に取り組みます。
詳細は、こちらをご覧ください。※北海道大学のサイトに移動します。
【概要】
部門名 : ソーシャル・イノベーション部門 for プラネタリーバウンダリー
場 所:北海道大学 フード&メディカルイノベーション(FMI)国際拠点,大学院農学研究院 など
期 間:令和4年4月1日 ~ 令和6年3月 31 日
研究内容:以下の 3 つの研究テーマに,両者が連携して取り組みます。
- 革新的スマート農業(担当:野口 伸 教授 農学研究院)
無人トラクターなどを用いるスマート農業の研究に、センシング・AI 技術などを応用することで,高度な農業DXを実現し、地球温暖化や世界人口増加などから生じる食糧問題,農業が抱える就業人口減少及び高齢化などの課題の解決をめざします。 - リジェネラティブアグリカルチャー(担当:内田 義崇 准教授 農学研究院)
近代農業には、窒素・炭素循環を大きく改変し,地球環境に影響を及ぼしてしまうという課題があります。この課題に対し、土壌・大気・水域における複雑な栄養素の循環をセンシング技術などにより効率よく捉え、環境負荷が小さく生態系の機能を最大限活用した、持続的な環境再生型(リジェネラティブ)農業の実現に向けた取り組みを、北海道内の牧場と連携して進めていきます。 - ブルーカーボンセンシング(担当:仲岡 雅裕 教授 北方生物圏フィールド科学センター)
海洋は、人為的起源により排出される二酸化炭素の約 4 分の 1 を吸収すると言われています。中でも吸収機能が高いアマモ・海藻藻場(ブルーカーボン生態系)の変化を解明する研究を、センシング・通信技術を活用した海中モニタリングシステムにより促進し、海洋環境の持続的な保全・管理に貢献します。
※さらに、林産資源(グリーンカーボン)に関する研究や水産学研究などを中心とした幅広い分野においても、研究テーマの探索を続けていきます。
詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください。※各サイトへ移動します
北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 厚岸臨海実験所
ソニーグループ株式会社 R&D センター「地球みまもりプラットフォーム」
記者会見時の発表資料(抜粋)
革新的スマート農業(担当:野口 伸 教授 農学研究院)
リジェネラティブアグリカルチャー(担当:内田 義崇 准教授 農学研究院)
ブルーカーボンセンシング(担当:仲岡 雅裕 教授 北方生物圏フィールド科学センター)