北海道大学のあるこの土地は、先住民族であるアイヌが長きにわたり、暮らしと生業を営んできた場所です。
今回、日高地方・平取町二風谷の工芸家である貝澤 徹氏に、アイヌ文化振興モニュメントを制作いただき、令和8年8月19日(水)に本学附属図書館(本館)玄関ホールへ設置しました。モニュメントには、本学の雨龍研究林から切り出されたセンノキを使用しており、アイヌ語で「集落」を意味する「コタン」の守り神であるシマフクロウが鮭を携え、今まさに力強く羽ばたこうとする姿が彫り上げられています。その足元には、この土地にあったコタンの暮らしと、豊かな恵みをもたらしたサクシュコトニ川の風景が彫りこまれています。
作品のタイトルは、アイヌ語で「ヤイコタンフナラ」、日本語では「自らの故地を探る」、英語では”Seeking One’s Place”です。このタイトルには、二つの意味が込められています。一つは、アイヌルーツの構成員もその他の構成員も、自分と今日キャンパスが建つこの土地とのつながりを見つめ直すこと、もう一つは、これから私たちがどのようなキャンパスや社会を築いていくのか、その未来を考えることです。
本学は、「ヤイコタンフナラ」が、ここを訪れる一人ひとりに、自らの故地とは何か、自分はどのような社会を次の世代へ引き継いでいきたいのかを静かに問いかけ続ける存在となり、さらにそうした場所を見守る存在となることを期待しています。
詳しくはこちらをご覧ください。※北海道大学基幹サイトに移動します。
