新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と北海道⼤学⼤学院⼯学研究院環境循環システム部⾨環境地質学研究室、資源マネージメント研究室、岩盤⼒学研究室を中⼼とした研究グループ(代表:⼤⽵ 翼教授)は、2026年5⽉29⽇(⾦)より、NEDO先導研究プログラム/フロンティア育成事業において「低温環境での天然⽔素増進回収のための地球化学的・岩⽯⼒学的研究開発」(2億3200万円/約3年間)に係る委託事業を開始しました。本事業は、低炭素負荷なエネルギー資源である「天然⽔素」の⽇本国内における探査や、その⽣産量の増進・回収に貢献する技術開発を⽬指しており、国内外において先駆的な取り組みです。

 

⽇本には天然⽔素の貯留や回収増進が期待できる超苦鉄質岩が各地に分布しています。本研究では、国内に分布する様々な超苦鉄質岩を使った⽔素⽣成実験を⾏い、⽔素⽣成量と pH、⽔/岩⽯⽐、岩⽯を構成する鉱物の種類といった反応に重要なパラメータとの関係を評価します。超苦鉄質岩の⽔/岩⽯⽐や鉱物種の⽐率については、AI画像解析を⽤いた迅速な判定⽅法を開発します。また、岩⽯の⼒学的応答を理解するため、⽔圧や放電圧パルスによる破砕実験を⾏い、さらにμX線CTなどを⽤いた微視構造観察で破砕により形成された⻲裂の形状を把握します。

 

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