北海道大学獣医学研究院に、公益財団法人住友電工グループ社会貢献金による寄付講座「法獣医学分野」が開設されました。

 

現代社会においてヒトと動物の関係性は大きく連結し、ヒトの健康と福祉を動物や環境と一体としてとらえるOne Health/One Welfareの考えが、国連など国際機関をはじめ、浸透するようになりました。また、ヒトの「法医学」と異なり、「法獣医学」では、魚類から哺乳類まで、様々な動物を取り扱う法科学の新しい分野として近年日本に導入されつつあります。

 

北海道大学獣医学研究院がこれまで培ってきた法獣医学と化学分析能力、国内外の研究ネットワークで常時入手している伴侶動物、動物園や野生動物試料を基に、警察からの鑑定依頼を受けると同時に、特に種差に着目した化学物質の中毒や感受性、動物の病態や死後変化の種差に関する研究を推進し、「法獣医学」についてヒトと動物の福祉に寄与することを目指します。

 

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