2023年度に生物多様性の保全に貢献している区域として環境省から「自然共生サイト」に認定された雨龍研究林及び札幌キャンパスが、8月に、国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)が管理する国際データベースにOECM(Other Effective area-based Conservation Measures)として登録されました。

 

我が国は、「生物多様性国家戦略2023-2030」において、生物多様性の損失を止め、反転させる「ネイチャーポジティブ」の実現に向け、30by30目標を掲げています。この目標を実現するために環境省では、民間の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト」として認定しています。2023年度に認定された自然共生サイトのうち、保護地域との重複を除いた区域4.8万haが日本から初めてOECMとして国際データベースに登録され、雨龍研究林及び札幌キャンパスもその一部として登録されました。

  • 北海道大学雨龍研究林 Hokkaido University – Uryu Experimental Forest
    登録面積:24,170ha
    (自然共生サイト認定区域のうち、保護地域(鳥獣保護区)との重複を除いた区域)
    https://www.protectedplanet.net/555781412
  • 北海道大学札幌キャンパス Hokkaido University – Sapporo Campus
    登録面積:126ha
    (自然共生サイト認定区域全域)
    https://www.protectedplanet.net/555781411

北海道大学は、今後も、世界課題の解決や地域への貢献に向け、知的資産と物的資産を活用し、30by30目標の達成への貢献はもちろん、生物多様性保全と気候変動対策の両立に向けたサステイナビリティの推進に取り組みます。

 

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