北海道大学メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センターは、ミニ展示会「漫画で知るミャンマー 軍事独裁に抵抗する方法」を11月2日に開催します。
2021年2月1日、ミャンマーで軍事クーデターが起きました。民政を求める現地の人々は、SNSを使って国際社会に発信したり、ビルマ軍に対抗する国民防衛軍の資金や避難民のための寄付を集めたり、仕事や学校をボイコットしたりするなど、さまざまな方法で抵抗していますが、今も軍事独裁が続いています。
台湾では、こうしたミャンマーの状況を描いた漫画『緬甸,最後一搏』が制作されました。反響が大きく、現在では複数の言語で翻訳・出版されています(日本語版のタイトルは『2月1日早朝、ミャンマー最後の戦争が始まった。』)。
本展示では、この漫画の重要なシーンを解説付きでいくつか紹介するとともに、作画を担当した柳廣成さんによる講演会を実施します。また、現地の子どもたちや日本の漫画家などがミャンマーの状況を描いた〈1コマ漫画〉もあわせて展示します。
今年12月には、ミャンマーで軍政主導の総選挙が予定されているのをご存知ですか。今も空爆や砲弾を撃ち込んで国民を虐殺している行為を行っている軍が総選挙を経て形だけの「民政移管」をし、正当な殺害権利を得るものになってしまうことが懸念されています。今起きていることの背景を漫画を通して知り、日本にいながらできることを考えてみませんか。
詳しくはこちらをご覧ください。※北海道大学メディア・コミュニケーション研究院のウェブサイトに移動します。

