北海道大学総合博物館は、「⽇本遺産『炭鉄港』成⽴に関わる 究極のルーツを探る」を5月25日に開催します。
「炭鉄港」は⽂化庁が認定した北海道の⽇本遺産6カ所の⼀つです。「炭鉄港」は「⽯炭」・「鉄鋼」・「港湾」そしてそれらを繋ぐ「鉄道」を舞台に繰り広げられた「北の産業⾰命」を⽰す産業遺産で、北海道の発展に⼤きく貢献しました。「炭鉄港」成⽴の端緒は、開拓使がアメリカから招いたお雇い外国⼈技師であるB.S.ライマンの地質調査による幌内炭鉱の発⾒にあったと⾔えます。しかし、さらに遡れば、江⼾幕府が1854年に締結した⽇⽶和親条約によってアメリカ船へ良質の⽯炭を供給する義務が⽣じ、幕府が英⽶の鉱⼭技術者を招いたことにあります。
本講演では、⽇本の地質学の発祥の地の⼀つとされる北海道の地質の調査という視点から、ライマンとその前後に去来した⼈々、とくに榎本武揚の業績をも交えて「炭鉄港」の究極のルーツについて読み解きます。
詳しくはこちらをご覧ください。※北海道大学総合博物館のウェブサイトに移動します。