農学研究院生態系管理学研究室は、「北進の森プロジェクト」に協力しています。

2018年、北海道胆振東部地震によって勇払郡一帯の山が崩れ、多くの森林が失われました。安平町早来にある「北進の森」も、例外ではありません。地域の子どもたちの遊び場として利用されていた森の崩壊地を再生し、小さな復興につなげたい。NPOはやきた子どもの遊び場づくりネットワークの呼びかけで「地域資源を最大限に活用した森林再生」が始まりました。全国からの復興支援ボランティアを含め、多様な知恵と技術を結集しました。地震で発生した倒木や落枝、林内に残された実生や種から育てた苗、飛来した種子を捕捉する天然素材マット、馬で開拓した作業道。これらすべてが崩れた斜面の緑化に活かされ、森の再生へと一歩を踏み出しました。
北大は、緑化・森林再生技術の科学的検証や、多様な年齢層を対象としたSDGs実習を通して、これからも地域の小さな復興を支えていきます。

【研究成果】

【プロジェクト中心メンバー】

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