北海道大学理学研究院 地球惑星ダイナミクス分野・海洋気候物理学研究室の見延庄士郎教授は、日本とその周辺領域さらには世界の大気と海洋の変動・変化について、研究を行っています。たとえば、大気における台風や爆弾低気圧の地球温暖化での変化、海洋における海面上昇・海洋熱波・海洋貧酸素化そしてそれに伴う海洋生態系変化が研究対象です。2021年に出版した「北海道・東北沖の近年の海洋熱波の頻発とそれにともなう北海道でのブリの漁獲増」は、新聞等で報道されたほか、環境省がまとめた我が国の気候変動に関する政府間パネル第6次評価(IPCC AR6)特別報告書でも取り上げられています。