写真:クライオ電子顕微鏡
薬学研究院の前仲勝実教授(生命科学院担当)を中心に、創薬科学研究教育センターにおいて、新型コロナウイルスを含めたウイルス感染症の治療薬やワクチンの開発を進めています。これには、実際にウイルスがヒトの細胞に感染する様子や、薬や抗体等が結合することで感染しなくなる様子を見ることが重要になります。ウイルスや薬は目に見えない小さなものなので、X線や電子線を用いた特別な装置、X線結晶構造解析装置やクライオ電子顕微鏡を使って見ます。結合している様子がわかると、どのような効果が期待できるのかが予測できたり、さらに良い薬や抗体を設計することもできるようになります。前仲研究室では、生命科学院所属の大学院生,薬学部学生,及び留学生らと一緒に、さらには海外のトップ研究室と共同でこれらの研究を進めることで、将来グローバルに活躍できる研究者・技術者の育成につながることを期待しています。これらの研究・教育を強力に推進するため、本学ではウイルスや細胞の表面に着目した国際研究拠点「バイオサーフィス創薬グローバルステーション(GSD)」を設置しています。
関連部局
生命科学院(生命医薬科学コース)
薬学研究院 創薬科学研究教育センター
バイオサーフィス創薬グローバルステーション(GSD)
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