農学研究院花卉・緑地計画学研究室は、NPO法人エコビレッジ推進プロジェクトへの協力と研究を行っています。
NPO法人エコビレッジ推進プロジェクトは「持続可能な暮らしと社会」の推進を目指し、環境的・社会的に豊かで負荷の少ない暮らしを追求・研究・普及啓発する活動を行っている団体です。
同研究室は余市エコビレッジの活動に学生が参加したり、プロジェクト会員を対象にした研究をすすめたりしています。
2020年10月には、大阪の高校の修学旅行生を受け入れて行った「北海道よいちSDGs研修」に、大学院生・学部生・教員が、余市町内のリンゴ農家、養鶏農家、漁港、エコビレッジを訪問して資源の保全と循環、外来種問題などについての体験学習とグループワークのファシリテーターを務めました。
体験後には、体験の印象と都市と農村や世界とのつながりについて、スタッフ、学生、高校生と意見交換を行いました。
高校生たちは、研修実施後のアンケート調査で、より身近にSDGsや環境問題、地方の課題などに気づき、研修前にくらべてSDGsの社会的課題を意識して行動にうつすという回答が増加したことが明らかになりました。
この他にも2021年7月には、環境省の地域循環共生圏づくりを目指した研修ツアーに、学部生・大学院生がモニターとなり、研修ツアーの改善点を提案しました。
今後も、持続可能な暮らしと社会の推進のため、都市と地方の連携、農的な暮らしの価値や評価について、共同で活動と研究に取り組んでいきます。