少子化の課題解決に向けて、市民とともに“母子に一番優しいまち”を実現するプロジェクトです。SDGsの目標 3「すべての人に健康と福祉を」のテーマを推進しています。
このプロジェクトでは、北海道岩見沢市において、妊産婦から出産、子育て迄を継続的にフォローする「母子健康調査」により低出生体重児減(2015年 10.4%→2019年 6.3%)を実現しました。また、母子に最適な食のリカーリングサービスやコロナ禍を受けての、在宅・遠隔妊産婦健診・診療を実施しています。
 
具体的には、妊産婦の便・血液、臍帯血、母乳と、乳幼児の便等を試料(ビッグデータ)として、母から子への影響を網羅解析し、母子に寄り添い、ケアするしくみを構築しています。さらに、母子健康調査の知見に基づき、自治体と企業が一体となり、個人に最適な食を届けるなど、健康支援システムを進めています。
 
また、日本で初めてとなる在宅・遠隔妊産婦健診・診療、処方箋薬宅配を開始しました。これにより、妊産婦と医療機関を診療機器とビデオ会話で結び、自宅での出産準備が可能となることで,妊産婦、医療者の感染リスクを低減に貢献しています。
 
本プロジェクトは、内閣府が主催する第3回日本オープンイノベーション大賞において、日本学術会議会長賞を受賞しました。
 
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