「気候市民会議さっぽろ2020」と題したこの会議では,16歳以上の札幌市民から無作為抽出によって選ばれた20人が,「札幌は,脱炭素社会への転換をどのように実現すべきか」をテーマに計4回,16時間にわたりオンラインで話し合いました。投票でまとまった会議結果は,今年1月に速報版の報告書として公表し,札幌市にも正式に報告されました。
 
このたび,全国初のこの気候市民会議の試行について報告し,会議結果や,試行を通じて得られた経験・知見をどのように生かすべきかについて議論するシンポジウムを,下記の通り開催します。第1部〜第3部はそれぞれ独立したセッションですので,ご都合や関心に合わせてご参加ください。
参加方法・詳細はこちらをご覧ください
 
【日時】2021年3月20日(土・祝)
    第1部 13:00-14:10 報告:気候市民会議と札幌市の気候変動対策
    第2部 14:20-15:30 ディスカッション1:「気候市民会議さっぽろ」結果の読み解き方・生かし方
    第3部 15:40-17:00 ディスカッション2:日本における気候市民会議の可能性と課題
【開催方法】オンライン開催(Zoom ウェビナーを使用予定)
 
【気候市民会議について】
世界的に今世紀半ばまでの脱炭素社会への転換(温室効果ガス排出実質ゼロの実現)が求められる中,欧州の国や自治体では無作為抽出型の「気候市民会議」を開いて対策を話し合う動きが広がっています。気候市民会議さっぽろ2020 は,北海道大学や国立環境研究所,大阪大学,名古屋大学,明治大学,日本科学未来館などの共同研究の一環として,札幌市,公益財団法人北海道環境財団,RCE北海道道央圏協議会の協力により,国内で初めて試行されたものです。