Hokkaido Summer インスティテュート2022の開講科目「’Keep it Real’, The Study of SDGs from the Perspective of Transnational History of Body, Health and Sport Culture (身体・健康・スポーツのトランスナショナルヒストリーから考えるSDGs研究)」のラウンドテーブル「環境保護とスポーツ Greening Sport」が2022年9月10日に開催されました。
この度、本ラウンドテーブルの抄録がHUSCAP上で公開されましたのでお知らせします。
「The Proceedings of the Greening Sport Round-table」はこちらからご覧ください。※HUSCAPに移動します。
(責任編集・監訳:池田恵子、発行元:北海道大学大学院教育学研究院身体文化論講座)
ラウンドテーブル「環境保護とスポーツ Greening Sport」
趣旨
SDGsが掲げる課題を念頭におき、環境問題とスポーツについて考えるグリーニング・スポーツの問題をとりあげました。自然の中で遊び、山岳スポーツ、自然保護主義、環境の持続可能性といった概念を重視し、歴史的、社会人類学的な複雑さを明らかにすることを目的としています。本プロジェクトはICSSPEとISHPESの発展及び国際的な研究者のチームワークを促進し、持続可能な開発のための教育(ESD)におけるグローバルリーダーとなり、スポーツと持続可能性の関係について我々の理解を深めることを意図としています。
特徴
- 持続可能な開発目標に向けた文化横断的なアプローチとグリーニング・スポーツに関するトランスナショナルな活動
- 国際体育スポーツ史学会(ISHPES)の若手研究者チームにより、国際スポーツ科学・体育協議会(ICSSPE)の後援を受けて実施
- 単なる研究成果の羅列ではなく、対話を重視ししたラウンドテーブル形式とした
*Greening Sport (環境保護とスポーツ)
資本主義と植民地主義という2つの弊害に席巻されるこの世の「存在論的パラダイムチェンジontrological turn」、「自然守護主義’preservationists’」 と「自然保護主義 ‘conservationists’」 にみる相違と論争、「伝統的生態学的知 TEK: Traditional Ecological Knowledge」との対話を扱うものです。体育・スポーツに限定されない認識論的前景を特徴としています。