2022年4月6日~4月9日に「2022 Higher Education Climate Leadership Summit」が行われました。
本サミットはSecond NatureとIntentional Endowments Networkが主催する、不平等と気候危機に取り組むことを目的とした高等教育リーダーの最高の年次総会です。公正で、持続可能で、繁栄された脱炭素社会を目指すために、会話や協力関係を築くことを目的としています。
本サミットの2日目(4月7日)では「Japan and US Bilateral Climate Coalition Workshop(日米2国間気候連合ワークショップ)」と題して、日米の高等教育機関が現在どのように気候変動対策の加速化に関与しているかについて共通認識をもつためのワークショップが行われました。日本側からは「*カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション(以下、大学等コアリション)」の各ワーキンググループの幹事校が出席しました。また、本ワークショップでは大学等コアリションの国際連携・協力WGの幹事校が企画に携わっており、本学の保健科学研究院/環境健康科学研究教育センターの山内太郎教授が、米国側の代表者と総合地球環境学研究所の谷口副所長とともに司会を務めました。
ワークショップでは「キャンパスのカーボンニュートラル」「コミュニティのカーボンニュートラル」「カーボンニュートラルのためのイノベーション」「気候変動リテラシー」の4つの分野を中心に情報交換が行われました。今後、このワークショップをきっかけに、日米の2国間で各分野についての議論を続けていくことが期待されます。
右:司会を行う山内太郎教授(保健科学研究院/環境健康科学研究教育センター)
文部科学省、経済産業省および環境省による先導のもと、カーボン・ニュートラルに向けた積極的な取組を行っている、または取組の強化を検討する大学等による情報共有や発信等の場として令和3年7月29日に設立されました。令和4年現在、192の国公私立大学、大学共同利用機関、高等専門学校、研究機関等が参加しています。