本学が参加する「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション(以下、大学等コアリション)」は2022年3月11日にオンラインで全体シンポジウムを開催しました。
大学等コアリションは、カーボンニュートラルに向けた取組を大学等から地域、国、世界へと展開させること、発信を通じて社会の在り方等によりよい変化をもたらすことに貢献することを目的に 2021 年 7月 29日に設立され、現在 192 の大学等が参加しています。
開会挨拶、関係省庁(文部科学省、経済産業省、環境省)の挨拶の後、「カーボンニュートラルに向かう世界と大学の役割」「ネットゼロ管理主義科学を越えて:数値化できないものを可視化する人文知」の2つ基調講演がありました。その後、5つのワーキンググループの活動経過、課題等の報告がありました。本学からは国際連携・協力WGの幹事校として保健科学研究院の山内太郎教授が国際連携の事例を発表しました。
その後、2050年までのカーボンニュートラル達成に向けてわたしたちは未来社会像をどう描くのか、意識の共有に向けたパネルディスカッションをおこないました。「地域のカーボンニュートラル化が出来なければ国のカーボンニュートラル化はありえない。日本は800近い大学があり、すでにコアリションに参加している大学が192ある。これは全国の地域をカバーされている。この大学が中心になって5つの課題に取組むことは日本という国の大きな底上げになると思う。」「再生可能エネルギーが割高というイメージがあるが、欧米では価格が下がっている面がある。なぜ日本は移行できないのか?もっと移行を進める必要がある。また、地域資源を有効活用する必要がある。日本は地域資源が豊かである。こうした資源活用を推し進めたい。」と議論がありました。
今後も大学等コアリションは5つのWGを軸に活動を進めてまいります。
国際連携・協力WGの発表を行う山内太郎 教授(保健科学研究院)
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本シンポジウムの動画・当日の発表資料はこちらをご覧ください。
※いずれも大学等コアリションのHPに移動します。