北海道大学メディア・コミュニケーション研究院附属東アジアメディア研究センターは、JSPS科研費 基盤研究(B) 23K25484「デジタル時代のアジアにおける社会運動と戦争に関わる言論空間と集合的記憶の形成」共催のもと、講演会「周縁と隙間から声をあげて:台湾有事をめぐる〈前線の島々〉の取り組み」を12月16日に開催します。
近年、台湾を巡る情勢が世界中から注目されています。さまざまな立場の海外メディアが「緊迫している様子」あるいは「平和そうな様子」を求めて台湾の離島に殺到していますが、こうしたメディアから送られる目線に対し、現地の人々の多くは強い違和感を覚えているといいます。そこで、離島で暮らす人々は、メディアによってつくられる「前線の島々」のイメージを乗り越えるために、ドキュメンタリー、イベント、物販、出版など様々なプロジェクトを立ち上げて、自らの言葉で島々のことを発信し始めました。その根底には、離島が大陸や本島のただの「周縁」として存在するのではなく、離島同士が繋がってネットワークを作っていくべきだという考えがあります。
台湾の離島・澎湖出身である本講演の講師は、出版事業を通した新たなコミュニティづくりを実践してきました。講演では、その経緯や歴史的背景、島の人々の声、現在の課題についてうかがいます。
私たちは「台湾有事」を議論する前に、まずは現地の声に耳を傾けなければなりません。本講演をその機会の一つとして、多くの方にご参加いただければ幸いです。
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