北海道大学低温科学研究所は、2025年度低温科学研究所共同研究集会「⻄部北太平洋の沿岸-外洋を繋ぐ海洋循環・物質循環・海洋⽣態系研究 」を12月8日と9日の2日間で開催します。
地球規模海洋コンベアベルト終焉部に位置する北太平洋亜寒帯域は、生産性が世界で最も高い海域の一つである。中でも珪藻類の増殖が北太平洋の高い生産を支えている。また東カムチャツカ海流や親潮は外洋や縁辺海を通じて栄養物質を日本沿岸に運び、また日本沿岸の影響は中規模渦やジェットを通じて外洋に運ばれる。北太平洋の高い生物生産を生み出す化学的プロパティの形成過程を理解するためには、「北方圏の縁辺海を含めた北太平洋海盆スケール」と「 陸 と 海 を 繋 ぐ 沿岸−沖合スケール」を統合した海洋循環と微量元素を含めた栄養物質循環を明らかにする必要がある。本シンポジウムではこれらに関わる最新の研究成果をもとに情報交換を図る。
概要
- プログラム 1日目
日時:2025年12月8日(月)13:00-18:00
場所:北海道大学地球環境科学研究院 1F 101号室
- プログラム 2日目
日時:2025年12月9日(火)9:00-17:15
場所:北海道大学低温科学研究所 2F 会議室
コンビナー:山下洋平・西岡 純・黒田 寛
詳しくは2025年度低温科学研究所共同研究集会プログラムをご覧ください。※北海道大学低温科学研究所のウェブサイトに移動します。