北海道大学文学研究院は、書香の森企画展示「記憶を刻むたばこパッケージ―金鵄と鳩がみつめた世界―」を9月5日〜12月26日に開催します。

 

たばこは各々の時代の象徴であり、世相を映す鏡でもある。本展示では戦争と、意匠としての動植物の象徴性、そして記憶という観点から、特にたばこの“パッケージ”に着目する。

たばこは実に複雑な存在である。近年はその存在の是非が厳しく問われる一方、歴史・文化的に重要な役割を果たしてきたことも決して否定はできない。たばこが人々の記憶や思い出と結びつくこともまた事実であり、そこには心温まる懐かしさも、苦々しい嫌な記憶も含むことがある。本展示は喫煙を推奨したり、反対に批判したりするものではない。このような多様で複雑な側面をもつたばこという存在を、文化史的な観点から捉えなおすことを目的とするものである。

 

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