北海道大学文学研究院は、プラス1ピースの読書会 第18回「死者のカルシッコ フィンランドの樹木と人の人類学」を、10月28日に開催します。
カルシッコとは、フィンランドにある樹木と人間のつながりを象徴する風習で、死者の印や没年、イニシャルを刻んだ樹木を指します。田中先生はカルシッコを学位論文のテーマにとりあげ、人類学の手法を用いて人と樹木のつながりを解き明かしてきました。
その研究成果を、研究者だけでなく一般の方にも伝えたい、という思いをかたちにしたのが今回取り上げる『死者のカルシッコ』です。文学研究院の若手研究者向けの出版助成「楡文叢書」として、査読や 編集の過程を経て出版されました。
今回の読書会では、本の内容とともに、博士論文を書籍化する際の工夫やエピソードについてもお話しいただきます。これから本を出したいという大学院生や若手研究者のみなさんもぜひ、ご参加ください。
出版後のさまざまな反響についてもたっぷりご紹介いただきますので、通常より時間を拡大し授業終了後の夕方に実施します。
詳しくはこちらをご覧ください。※北海道大学文学研究院のウェブサイトに移動します。
