北海道大学総合博物館は、2025年度第5回土曜市民セミナー「玄武岩の‟W”の効果~作物生産と二酸化炭素除去の一石二鳥~」を8月9日に開催します。

第5回目は、 北海道大学農学研究院 教授 当真 要 (とうま よう)先生にご登壇いただきます。地球温暖化を緩和するための大気二酸化炭素除去技術の一つとして、岩石の風化促進によるCO2吸収“Enhanced Rock Weathering (ERW)”があります。農地への岩石(特に玄武岩)粉末の散布は、岩石風化によるカルシウムやマグネシウム、シリカ等の溶出により作物生産性が向上することも期待されています。本講演では、岩石風化によるCO2吸収を含めた農地の炭素循環と土壌肥沃度について解説します。さらに、農地でのERW技術の導入による作物への影響とCO2吸収について、具体的な事例や報告と共に日本の農地でのCDRの可能性について説明します。

 

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