北海道大学総合博物館は、2025年度第2回土曜市民セミナー「古病理学で探る古代北海道人の健康と社会」を5月10日に開催します。
第2回目は、北大総合博物館 久保 大輔先生にご登壇いただきます。遺跡から出土した人骨を観察すると病変や異常が見つかることがあります。頻度は高くありませんが、外傷を思わせる損傷が確認されることもあります。こうした痕跡を質的または量的に把握するところから始まり、原因や背景を探っていくのが古病理学です。特定の個体の病気の診断を目的とすることもありますが、栄養状態や労働に伴う身体動作、個体間暴力といった社会文化的な要因にも目を向けます。本セミナーでは、これまでの古病理学的研究によって得られた知見を整理し、北海道に住んでいた古代人の健康や社会についての考察と今後の研究の展望を紹介します。
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