北海道大学数理・データサイエンス教育研究センター、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 統計数理研究所、及び統計思考院公募型人材育成事業 2024-思考院-7008『理数系教員統計・データサイエンス授業力向上研修集会』は、「理数系教員統計・データサイエンス 授業力向上研修集会」を3月8日に開催します。

 

AIやデジタル技術の本格的な普及に伴い、データ分析・活用が求められる場面が急増する中、世界的にデータアナリティクス人材の不足が懸念されています。これに対応すべく、統計科学、コンピュータサイエンス、数理科学、サービス科学を融合したデータサイエンス教育の体系化とその円滑な実施に向けた産官学の連携が進められています。 特に、全国の大学での数理・データサイエンス・AI教育の強化が加速しており、高校と大学を結ぶ「高大接続教育」の在り方が重要なテーマとなっています。 本研修集会では、統計数理科学や情報科学分野の知識を持ち、ビッグデータを活用できるデータサイエンティストや融合領域で活躍できる人材の体系的な育成を目指して、教育現場での指導力向上に取り組む教員間の情報共有と意見交換を行います。とくに、高等学校の新学習指導要領において数学科の統計・データ分析単元が拡充されたこと、新設された必履修科目「情報Ⅰ」でのデータ活用、選択科目「情報Ⅱ」でのデータサイエンス教育の展開、さらには大学入試への対応が注目される中で、昨年末には、生成AIの普及と各教科での活用に向けての文部科学省の新しいガイドラインも公表されました。 これらの背景を踏まえ、小中高連携、高大社連携の枠組みを活用した問題解決に資する授業実践事例や産学官連携、地域連携授業の取り組み、全国レベルでの評価の枠組み等の情報をひろく教育に関わる関係者で共有し議論していきます。

 

詳しくはこちらをご覧ください。※北海道大学数理・データサイエンス教育研究センターのウェブサイトに移動します。