北海道大学環境健康科学研究教育センター、帯広畜産大学、北海道医療大学、静岡県立大学らの研究チームによる「毒性影響・毒性発現機序・種差を考慮した PFAS の包括的な健康影響解明:環境疫学ー毒性学融合研究」が、この度、環境省受託研究の「PFAS に関する総合研究」令和 6 年度新規課題に採択されました。
令和 6 年 6 月から開始する本研究では、2002 年から継続している北海道の約 2 万人の出生コホート「北海道スタディ」を基盤とした環境疫学調査と、培養細胞等を用いた毒性学研究の二つの異なるアプローチを組み合わせて、近年、健康影響に対する社会的な関心が高まっている PFAS(有機フッ素化合物)の健康リスクを評価します。複数ある PFAS の中から、今後、規制やガイドライン策定等において優先的に検討すべき PFAS 化合物(群)を提案し、環境政策への活用が期待されます。
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