国際食資源学院

国際食資源学院は、世界が抱える人口増加、気候変動、経済格差の拡大と食資源生産、流通及び分配にまつわる様々な問題について、専門に特化したアプローチならびに、広い知識や視野を持ち、具体的な解決策を提示し実践できる行動力・融合力・組織力・問題解決力を備えた未来の国際的リーダーを目指す人材を育成する目的で2017年4月に設立された新しい大学院です。

本学院の特徴として、食資源に関する農学、水産、水・環境、エネルギー、保健衛生、国際経済や国際政治など、多様な専門の教員による文理融合の教育研究を特徴としています。さらに国連や国際機関関係者による食に関する最新の国際情勢の講義も実施されています。これらの講義は国内、海外教員によりすべて英語で行われます。

もう一つの特徴は、「ワンダーフォーゲル型実習」と呼ばれる必修のフィールドワーク科目で、これまでに先進国であるデンマークでは環境と調和した持続可能な食料生産の実現を目指す大学、企業、自治体での取り組みを学び、また、ミャンマーでは農村部での体験的学習を通じて食資源の問題を認識するなど、現場体験型の実習を行っています。

本学院での教育研究は、SDGsの目標、1、 2、 6、 7、 9、 12、 13、 14、 15など多岐にわたっています。